さあ、出航できるようにキャビンの中に入って、中の荷物を整理しましょう。
はーい。
ね、お姉ちゃん。テーブルの上の荷物って、私たちが日本から送った荷物?
そうよ、造船所の人が船の中に入れておいてくれたみたいね。
何から始めたらいいの?
そうね、まず自分の分の荷物を自分の部屋に片付けようか。
うん。
ダンボールに、ゆみって書いた荷物あるでしょう。
うん。
それが、ゆみの荷物だから自分の部屋に持って行って、中の荷物を片付けて。
はーい。
ゆみの部屋はどっちにする?
どっちでも良いよ。
それじゃ、お姉ちゃんは、こちら側の後ろの部屋にするから、ゆみは、反対のそちら側の後ろの部屋にしなさい。
ゆみの荷物の中って、着替えとかばかりだよ。
着替えは、そっちの、自分の部屋のクローゼットの中にかけるなりして片付けなさい。
はーい。
あ、お姉ちゃん!
どうしたの?
ブタのブータ先生!あとクマさんも出て来た!
あんたがどうしても連れて行きたいって言ったぬいぐるみじゃないの。
このヨット、こんなに広いってわかっていたら、もっと持って来れたのに。
やめてよ。ヨットの中をぬいぐるみだらけにする気?
お姉ちゃん、そちら側の後ろの部屋でしょう。私がこっちの後ろ、前側の部屋は誰が寝るの?
誰も寝ないわよ。っていうか、お父さんとお母さんが夏休みとかで遊びに来た時には、前の部屋で寝れるでしょう。
そうか。
ゆみ、自分の部屋の整理が終わったら、お姉ちゃんの部屋も少し手伝ってくれる?
お姉ちゃんは、その間にフェンダーや舫いロープを準備しておくから。
はーい。
ゆみ、今夜の夕食は何にしようか?
冷蔵庫の中を見てみる。
いや、冷蔵庫の中のものは出航してから食べるもので取っておきたいから。
そうなの。
あとで、造船所の近くのスーパーで買ってきましょう。
うん。
さあ、その前に荷物を全部今日じゅうに片付けちゃいましょう!
