それで、バッテリーはどこなの?
キャビンの中。
ああ、入り口に置いてあるこれね。
うん。
元々このバッテリーはここにあったの?
ううん、あのクオーターバースの奥にあった。
よくあそこからここまで運んだわね。
そうでしょう。
あんたにしては頑張ったわね。
すごく重かったよ。
さあ、バッテリーを車まで運びましょう。
え、お姉ちゃん何でそんなに持ち上がるの?
このぐらい大人なら普通に持ち上がるわよ。
私、持ち上がらなかったよ。
もしかしたら、ゆみはまだ子供なんじゃないの?
え。
さあ、持って行くよ!
え、お姉ちゃん待って待って!私が先に船からポンツーンに下りるから。
下ろすわよ。
うん。
っていうか、あんたは何をやっているの?
お姉ちゃんがヨットから渡してよ、私がポンツーンから受け取るから。
ゆみに持てるわけないでしょう。
え。
お姉ちゃんがそのままポンツーンに下ろすから脇にどいていて。
え、そんな1人で下ろせちゃうの?
ほら、下ろせるわよ。
キャリーをそっちの細いポンツーンまで持って行けないよ。
大丈夫、お姉ちゃんがそっちまで運ぶから、ゆみはヨットが離れないように抑えていて。
え、お姉ちゃんすごい!
ほら、キャリーに載せるよ。
うん。
後は、駐車場の車まで私がキャリーを引いて行くね。
…
どうしたの?車までキャリーを引くんじゃなかったの?
え、だから引っ張ってはいるんだけど。
ほら、代わって。
え。
何で?どうしてお姉ちゃんは引けるの?重くないの?
お、なんか重そうな物を持っているじゃないか。
重いよ。
それ、どうするんだ?
家にある充電器で充電するの。
充電器ってどこにあるんだ?
私たちの部屋、私のデスクの上。
2階の部屋まで持って行くの大変だから、そこの玄関から1番近い、空き部屋のおばあちゃんの部屋で充電しましょう。
それが良いよ。
ゆみは充電器を持ってきな。
はい。
部屋まで運ぶのお父さんも手伝おうか?
うん、お願い。
はい、充電器。
こっち側をそこのコンセントに差し込んできて。
はい。
ほら、これでスイッチが入って充電開始されたよ。
本当だ!
お姉ちゃん、見て!
あ、充電100%で完了しているじゃないの。
うん!
それじゃ、来週末になったらヨットに持って行きましょう!
うん!
