ね、ゆみちゃん。
なあに、お母さん。
お母さんのお友達に愛犬と一緒にヨット乗っているおじさんがいるんだけど…
うん。
今度、お母さんと一緒にそのおじさんのヨットに乗ってみない?
いいよ!
おじさんのヨットは湘南に置いてあるのよ。
湘南?
葉山とか逗子のある方ね。
ヨットの本場だ。
そうね、車で行きましょう。
うん。私の赤いベンツで行く?
ええ。ゆみちゃんが運転してお母さんも連れて行ってくれる?
うん!
ゆみはお母さんからもらった赤い小ベンツを運転していました。
湘南ってけっこう遠いよね。
そうよね。
葉山や逗子よりもかなり先なのね。
もうすぐそこよ、そこ!その先を曲がったところ!
なんかめちゃ大きなモーターボートがいっぱいある!
本当に大きなボートばかりあるマリーナね。
デカい!
ほら、あそこよ!あそこでおじさんが手を振っているわ。
あのおじさんなのね。
あ、かわいいヨット!
本当ね、小さくて可愛らしいヨットね。
木のマストに赤いセイルなのもかわいい。
周りのボートが大きいのばかりなのも余計にかわいく見える理由みたいよ。
そうかもね。
あ、ワンちゃん!かわいい。
ヨットの上でちゃんとおすわりしているわ。
ちゃんと小さいライジャケまで付けちゃって。
ゆみちゃんよりも良い子じゃないの。
そうだね、私はたまにライジャケ付け忘れるものね。
さあ、乗せてもらいましょう。
いちいちマストの所まで行かなくても、ここからセイル上げられるんだね。
お父さんのヨットは前まで移動するものね。
セイルも小さいから上げるのが楽!
ゆみちゃん、ティラーを持たせてくれるってよ。
え、なんか操船しやすいんだけど!
そうなの?
うん。軽いし、動かしやすいの。
大学の時に乗っていた470よりも操船しやすいかも。
小さいから運転も小回りが効くらしいわね。
なんか良いヨットだった!
ゆみ、初めてこのヨットに乗った感じしなかったわよ。
だって、すごい操船しやすいんだもの。
エンジンでの着岸までやらせてもらちゃって…
うん、入港も右とか左に自由に回るから楽だった。
楽しめて良かったわね。
ワンちゃんもかわいいしね。
ワンッ!

