そういえばさ。
うん。
祥恵ってお父さんの30フィートのセーリングクルーザー以外に隔週で子供ヨット教室にも通っていたんだよね。
そうよ、ジュニアヨット教室ね。
中学、高校まで乗っていたんだよね。
高校までは乗っていないかな、中学までね。
あ、そうか!高校は受験の鬼だったのだものね。
やめて、その言い方。
前にゆみちゃんとレビューしていたOPに乗って…
うん。
あの時さ、祥恵ってゆみちゃんに子供の乗るヨットって言ってなかった?
言ったよ、OPは子供の乗る子供用ヨットだもの。
中学生の祥恵も乗っていたの?乗れたの?
ああ、中学の私って体大きかったじゃない、OPは乗ったら動かなくなったね。
だよね、正英によく体大きいのにおっぱいまな板って言われてたものね。
そうだったね、今は大きく膨らんだでしょう。
そうでもないよ。
まなみほどは大きくないけどね。
おっぱいはともかく乗れないじゃん。
そう、だから中学からはFJってヨットに乗っていた。
ああ、中学には中学用のヨットっていうのがあるんだ。
私だけじゃなくて他の子たちも中学生になるとOP卒業して、FJかミニホッパー、シーホッパーってディンギーに乗り替えていたの。
それに乗ってヨットレースにも参加していたんだ。
うん、ミニホッパーもだけどFJは各地で同学年ぐらい同士の対抗レースがあったから楽しかったよ。
へえ。
FJって、ゆみが大学で乗っていた470を少し小振りにした感じでちゃんとメインセイル以外にジブセイルもスピンも付いていたのよ。
それじゃ祥恵も大学時代のゆみちゃんと同じような感じでレースとか練習していたんだ。
そうね。
なのに一度も優勝しなかったの?
そうよ、悪かったわね。
不思議よね。
何が?
祥恵ってバスケ部ではいつもインターハイとか出場していたじゃん。
そうね。
運動神経とか良かったはずなのに。
バスケ部でもインターハイ出場はするけど、いつも途中で負けて帰って来ていたでしょう。
まあ、それはそうだったけどね。
いつもバスケ部の練習中でも、家に一人で帰れず教室で待っているゆみの姿がチラついていたから集中できなかったのかもね。
え、私のせい?
嘘よ。
祥恵、それ冗談にならないよ。ゆみちゃん気にしちゃうじゃん。
ゆみ、ごめんごめん。
