今井祥恵は、小学生、中学生の頃は毎週末になると、いつもお父さんの運転する車に乗って、横浜のヨットクラブ、ヨットハーバーまでヨットを乗りに行っていました。
横浜のヨットハーバーに到着すると、お父さんの所有する30フィートのセイリングクルーザーに乗船したり、ヨットハーバーで開催されているジュニアヨット教室で自分と同年代の子たちと一緒に、1人乗りヨットに乗ってヨットレースをしたりして、ヨットの操船方法を学んでいました。
ジュニアヨット教室で乗っていたヨットは、小学生の頃はOP(オプティミストディンギー)という四角い石鹸箱のような形をしたヨットに乗ってきました。中学生になると、FJというOP(オプティミストディンギー)よりも少し大きく、セイルも2枚付いたヨットに乗るようになりました。
OP(オプティミストディンギー)は、四角い石鹸箱のような形をしています。石鹸箱のような幅広の形をしているので安定感があって、ひっくり返りにくいヨットで、セイルの数も1枚だけなので子供でも簡単に操船できるヨットです。
OP(オプティミストディンギー)は、子供が操船しやすいヨットなのですが、ヨットの性格上、ある程度、子供や体重が軽い人向けのヨットで、子供でも中学生ぐらいになって身長が伸びたり、成長して体重が増えてきたりすると、乗員の体重が重すぎてうまく走れなくなってしまいます。
そこで、ヨットハーバーでは中学生のジュニアヨット教室生徒のために、FJという船首がシュンと尖がった流線型の大きな大人でも乗って走れるヨットを用意しました。
今井祥恵も、中学生になるとジュニアヨット教室ではFJに乗るようになりました。