ね、今度はゆみちゃんのヨットの話を聞かせてほしいな。
私のヨットの話?
小さい頃からずっと乗っていたんでしょう?
小さい頃からなんて乗っていないよ。
小さい頃から乗っていたのは私ね。
あ、祥恵か。
私が小学生になる前からお父さんは横浜のマリーナに30フィートのセイリングクルーザーを持っていたのよ。
そうなんだ。
それで小学生になってからお父さんと一緒に横浜へヨット乗りに行くようになったの。
え、小学生から乗っていたの?
そうよ。
ってことは中等部の頃もバスケ部しながらヨットもしていたの?
うん。
へえ、知らなかった。
お父さんのヨットにも乗っていたけど、隔週でマリーナに隣接するマリーナ主催のジュニアヨット教室にも通っていたの。
そのヨット教室で乗っていたのがレビューしていたOPの事ね。
そう。
ゆみちゃんも祥恵と一緒にヨット乗りに行けば良かったのに。
その頃、ゆみは体があまり強くなかったからね。
そうか、お父さんとヨット乗りに行く祥恵のこと羨ましかったんじゃないの。
うん、羨ましかった。
それじゃ、ゆみちゃんが初めてヨットに乗ったのはいつからなの?
大学に入学した時のヨット部で初めてヨットに乗ったの。
そうなんだ。
中学、高校はお医者さんが体育と部活はやめておきなさいって。
大学ではやっても良いって言われたの?
うん、言われたの!
なんか、ゆみちゃん嬉しそう。
うん。
大学で部活できることになったの嬉しかったんだ。
うん、嬉しかったよ!
嬉しかったんだ、それは良かったわ。
弘子と一緒に入る部活を探していたんだけど。
うん。
初めはバスケ部の勧誘が派手で、弘子も私もそっちに興味持たされていたんだけどね。
バスケ部の勧誘は派手だったんだ。
うん。それに比べてヨット部の勧誘はすごく地味でひっそりしていたの。
でも、お姉ちゃんがやっているヨットだなって思って近づいて…
そしたらかっこ良い男性でもいたの?
ううん。でもやってみたいって思って、弘子もやりたいって言ってくれたから。
ヨットに魅力を感じたんだ。
うん。だってバスケはずっと走り回っているじゃない、でもヨットって船に座ったまま運転できるの楽そうに見えたの。
なるほどね。
それが、ゆみのヨットの始まりになったのよね。
