第4話・日産追浜工場

今井ゆみは、小学校の頃いつも週末になると横浜のヨットへ乗りに行く姉を眺めていました。そんなゆみが初めてヨットに乗ったのは大学のヨット部、そこからゆみのヨットライフは始まりました。


「エンジン、このヨットに大きすぎるんじゃないかな」
船の後ろを振り向くと、そう思えてしまうぐらいに速いスピードで引き波がたっています。住友重工のクレーンの前に停まっていた大型タンカーの真横をすり抜けると、もう深浦ボートパークは目の前です。もうじき無くなってしまうかもしれない日産の追浜工場や小泉孝太郎がパパと住んでいた大きなゴミのお屋敷も見えてきます。
すぐ先には、猿島へ向かう観光船が大きな声で横須賀の観光案内をしながら走っています。


ゆみのヨットはとても小さいけどとても可愛いヨットです。