明星学園物語は、今井ゆみが大好きな母と共に、ようやく生まれ育ったニューヨークの母の実家から帰国して初めて通学した日本の学校での学園生活を脚色した学園ドラマです。
「ゆみさん、勉強はできるので飛び級になります」
1年が過ぎて、2年生へ進級するとき、母親は担任の先生からそう伝えられた。
「飛び級?なんだよ、それは?」
実家がニューヨークの母親は、アメリカでは飛び級など珍しくもなかったが、祖父の代からずっと東松原の歯科医院の父親には、飛び級なんて制度は聞いたこともなかった。明星学園は、日本に在りながらアメリカ的な自由教育が学校のポリシーなので、飛び級制度もどんどん取り入れていた。といっても、実際に飛び級になる生徒は、学園創立以来、ゆみが初めてだった。
明星学園は、武蔵野にある自由の風土を教育方針にした学園です。
